少年はやがて剣を取るでしょう...
そしてその剣が折れても...
またその仔らへと託すのでしょう...
遥かなる《年月》の祈りを……
屍を積み上げて ← 土台は築かれる...
脆く儚い現実は...瓦礫の城
亡骸の頂きに ← 平和は咲き誇る...
甘く拙い幻想は...硝子の色
恐怖を差し出せば...狂気が降り注ぐ...
共存の道を蹴って...
猜疑は爪を研ぎ...
正義は牙を剥く...
定規をねじ曲げたまま――
いずれ...
少年は白き翼を得るでしょう...
そしてその翼が折れても...
まだあの空へと詠うのでしょう...
愚かなる《人々》の願いを...
嗚呼...少年は黒き剣を取るでしょう...
そしてその剣が折れても...
またその仔らへと託すのでしょう...
遥かなる《年月》の祈りを……
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脆く儚いのだと、甘く拙かったのだと言うのですか、
私の願いは。
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少年は手に『剣』...
背に『翼』...
瞳に『未来』を――
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