久しぶりにこんなにピュアな物語を読みました。
いっつも殺人鬼がどうとかそんなのばっかりでしたからね、最近。
浄化の意味も込めて。
ピュアになりましょう。
純粋に奇跡を楽しみましょう。
…ということで、素晴らしくファンタジーな世界でした。
魔女。
恐ろしい双子の魔女。
年老いた二人の魔女。
この時点で懐かしい気分になりました。
久しぶりのワードでしたね。
年老いた魔女は、若い子供の身体を乗っ取る。
わかりやすい。
脳味噌使う必要がないくらいに自然に入ってく。
先が読めるといえば、そこまでですが。
ま、確かに、純粋に没頭していれば……例えば、メレディスは本物じゃなくて魔女だったとか、そういうところではかなりビックリしたですよ。
雑念を払える。
そして、読了後にいろいろと考えさせられる。
年を取るということ。
死ぬという事。
それはどんな人間にでも等しく与えられている。だからこそ、それを受け入れていくことができる。
けれど、カーリーやメレディスのように、突然年を取った体に入れられてしまったら………
カーリーが思ったことはすごく当然のこと。
あまり本を読まない子でも容易に想像ができるんじゃないか。
自分が突然――起きたら老人になっているという恐怖。明日には死んでしまうかもしれないという恐怖。誰にも信じてもらえないという、恐怖と絶望。
誰でも容易に想像できる。
共感し易いというのは良いですよね。
最近、疲れたなぁーって人はこういう本が良いと思う。
楽に読めるのはやっぱりこういう本だと思うですね。
子供の頃の純粋な気持ちとか…あんまり記憶はないけれど、仮想体験できますね。再び。
そしてやっぱり、魔法ものはとってもスタンダードで入りやすいから本読まない人にもオススメですよ。
この本を読んで、皆、本好きになろう(笑)
……一人称の本って読みやすいよね(独り言)
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